2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

●昭和57(オ)658商号使用差止 不正競争「日本ウーマンパワー事件」

今日は、昨日取り上げた『平成18(ワ)17405 商号使用差止等請求事件 不正競争 杏林ファルマ株式会社 平成19年01月26日 東京地裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070126170354.pdf)の判決文の中に、 『(1) 不正競争防止法2条1項1号に規定する「…

●平成18(ワ)17405商号使用差止等請求事件 不正競争 杏林ファルマ

本日は、『平成18(ワ)17405 商号使用差止等請求事件 不正競争 杏林ファルマ株式会社 平成19年01月26日 東京地裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070126170354.pdf)について取り上げます。 本件は、商号使用差止等請求事件で、被告は「杏林ファル…

●『平成3年3月8日  リパーゼ最高裁判決事件』

先週末、友人の弁理士と、知財高裁の大合議により審理される東芝とハイニックスとの係争事件について色々話をしているうちに、特許法70条2項や、平成3年のリパーゼ最高裁判決の話が出てきて、侵害訴訟における特許発明の技術的範囲の認定の際、明細書の…

●平成17(ワ)7781 特許権侵害差止等請求事件 自動車自動運転ロボッ

今朝のガッチリマンデーは、マイクロソフトの話でした。1/30発売のVISTAの紹介もありました。が、マイクロソフトの現在の売上高が棒グラフで紹介されており、確か50兆円?くらいだったのに驚きました。世界の電機メーカーで売上高が50兆円なんてい…

●平成18(行ケ)10071 審決取消請求事件 放送内容受信装置 知財高

今日は、昨日公表された訂正審判請求棄却審決を取消した2件目の『平成18(行ケ)10071 審決取消請求事件 放送内容受信装置 平成19年01月25日 知財高裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070126144253.pdf)についての知財高裁の判断を取上げます。 つ…

●平成18(行ケ)10070 審決取消請求事件 番組サーチ装置および番組

今日は、飲み会があり、日記は休もうと思いましたが、今年は今のところ毎日続いているので、何とか休まずに続けようと思います。 今日は、下記に示すように、新たに知財関連判決が6件ほど出されていましたが、知財高裁から出された3件の判決●『平成18(行ケ…

●JETROの『USPTO が米国特許取得企業トップ10 の発表を今後中止』の

昨日、JETROの『USPTO が米国特許取得企業トップ10 の発表を今後中止 〜量より質を重視する姿勢をアピール〜』(http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/ip/news/pdf/070119_1.pdf)の記事を取り上げましたが、この記事によれば、米国特許商標…

●平成18(行ケ)10307 審決取消請求事件 商標権 Heads、ヘッズ 

今日は、本日出された『平成18(行ケ)10307 審決取消請求事件 商標権 Heads、ヘッズ 平成19年01月23日 知財高裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070124134736.pdf)について取り上げます。 本件は、4条1項15号による商標登録の無効審決の取り消…

●平成17年(行ケ)第10345号 審決取消請求事件 水溶性ポリ

今日は、『平成17年(行ケ)第10345号 審決取消請求事件 水溶性ポリペプタイドのマイクロカプセル化 知財高裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/8408D6BEBD05A5514925709800071DD5.pdf)について取り上げます。 本事件を取り上げたのは、1/18に出さ…

●平成18(ワ)18196 補償金請求事件 塩素含有樹脂の安定化法

本日は、『平成18(ワ)18196 補償金請求事件 特許権 「塩素含有樹脂の安定化法」 東京地裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070118094906.pdf)について取り上げます。 本件は、被告の従業員であった原告が,被告在職中に3件の職務発明を行い,これ…

●『昭和58(ワ)1689 特許権 民事訴訟 物体搬送装置 東京地裁』

今日は、少し古い判決ですが『昭和58(ワ)1689 特許権 民事訴訟 物体搬送装置 東京地裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/3364BD13BB6803BC49256A76002F897D.pdf)について取り上げます。 なぜ、この判決を取り上げたかというと、1/16に取り上げた『平…

●平成16(ワ)23600等 特許権侵害差止等 半導体記憶装置 東京地裁

東芝とハイニックスとのフラッシュメモリ特許訴訟の第一審の『平成16(ワ)23600 特許権侵害差止等 半導体記憶装置 東京地裁』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20060327185227.pdf)についてもう少しコメントしておきます。 なお、あいかわらず今日も知…

●『フラッシュメモリー特許訴訟 「大合議」で知財高裁判断』

『フラッシュメモリー特許訴訟 「大合議」で知財高裁判断』(http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY200701180334.html)や、『メモリー訴訟、大合議に 特許権及ぶ範囲判断へ』(http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007011801000560.html)というよう…

●均等論の第1要件について

6/17の日記に対し、ONO YOSHIMI様から『「公知部分の少ない基本発明ほど、非本質部分の範囲が狭くなる」ということは、「他者が基本発明を回避した改良技術を考える場合に一番攻めやすい部分(非本質部分)が狭い」ということであるから、公知部分の少な…

●『平成18(ワ)1538 特許権侵害差止等請求事件 電子機器ユニット』

本日は、新たに特許法第104条の3により特許権侵害差止等が棄却された事件として『平成18(ワ)1538 特許権侵害差止等請求事件 大阪地裁 電子機器ユニット,電子機器及および結線構造』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070117140732.pdf)が出され…

●平成18(ネ)10056 損害賠償等請求控訴事件 電話の通話制御システ

今日は、昨日に続き、特許法第104条の3により原告(控訴人)の請求が棄却された『平成18(ネ)10056 損害賠償等請求控訴事件 特許権 民事訴訟 電話の通話制御システム,電話の通話制御方法』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20061221104515.pdf)にお…

●平成18(ネ)10056 損害賠償等請求控訴事件 電話の通話制御システ

特許法第104条の3による特許無効の抗弁により、原告(控訴人)の請求が棄却された事件として、昨年末もう一件、『平成18(ネ)10056 損害賠償等請求控訴事件 特許権 民事訴訟 電話の通話制御システム,電話の通話制御方法』(http://www.courts.go.jp/hanre…

●『平成17(ワ)12817 損害賠償等請求事件 エレベータ装置』

毎週、日曜の朝7;30からは、TBSの“がっちりマンデー”を観ています(寝坊や外出した場合は、録画したものを観ています。)。今日は、登録商標のRマークを放送していました(http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070114-mo1.html)。ウールマークや、ドルビ…

●『平成18(ワ)8811 特許権侵害差止等請求事件 スパッタ装置』

昨年末の12/26に、東京地裁より、特許権侵害訴訟事件において、被告による特許法第104条の3の特許無効の抗弁が認められ、請求が棄却された判決が2件出されています。 『平成18(ワ)8811 特許権侵害差止等請求事件 東京地裁 スパッタ装置 平成18年12月26日』…

●ITmediaニュース『2006年の米特許件数、過去最高を記録』

本日公表されたITmediaニュース『2006年の米特許件数、過去最高を記録』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000023-zdn_n-sci)の記事によれば、まず、 『2006年、米特許商標局(USPTO)が企業に対して発行した特許は17万3772件に上り、USPTO史…

●知財協“Coffee break”のコラム『知財バブルについて』

昨年の12/8に、として、知財協“Coffee break”のコラム『知財バブルについて』(http://www.jipa.or.jp/content/coffeebreak/yakuin/yaku061204.html)を取り上げたものの、コメントせず気になっていたので、本日コメントします。 まず、このコラムを書か…

●中央知的財産研究所の「クレーム解釈論」(2)

一昨日、中央知的財産研究所の「クレーム解釈論」について取り上げ、その中で以前チェックしていた著名判決を記載しました。 本当は、それらの判決の中でまだ本ブログで取り上げていない判決を詳細に検討したいと思っているのですが、昨年末から仕事等が忙し…

●「発明の単一性の要件」の改訂審査基準(案)

今日は、『「発明の単一性の要件」の改訂審査基準(案)』(http://www.jpo.go.jp/iken/pdf/iken_isyou_bunkatu/03.pdf)について取り上げます。 本案における発明の単一性についての審査の進め方については、10頁〜12頁の以下の説明、および11頁およ…

●中央知的財産研究所の「クレーム解釈論」

昨日は午後からサイクリングに行き暴風で大変でしたので、今日は、午前中、子供に頼まれた任天堂DSのソフトを買いに行くついでにサイクリングしてきました。暖かったせいか、いつものコースには、サイクリストやランニングをする人、散歩をする人など沢山の…

●『発明の特別な技術的特徴を変更する補正』の審査基準(案)』

今日は午前中、部屋の片づけや本の整理等をし、午後からサイクリングにいったら風がとても強くなり、帰りがとても大変でした。でもサイクリング後のビールは格別です。 さて、今日は、『発明の特別な技術的特徴を変更する補正』の審査基準(案)』(http://w…

●平成18(ネ)10003 著作権存在確認等請求控訴事件 著作権(2)

今日は、昨日に続き『平成18(ネ)10003 著作権存在確認等請求控訴事件 著作権』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070104101733.pdf)事件において、本件各プログラムが職務著作として事業団が著作者となるか(争点2)について取り上げます。 つまり、…

●平成18(ネ)10003 著作権存在確認等請求控訴事件 著作権 (1)

今日は、『平成18(ネ)10003 著作権存在確認等請求控訴事件 著作権』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070104101733.pdf)について取り上げます。 著作権法が弁理士試験の試験科目に入る前の旧試験制度時代に弁理士になったことや、実務上あまり著作権…

●特許庁における判定と、特許法104条の3

昨年末に特許庁から公表された『審判制度に関するQ&A』(http://www.jpo.go.jp/toiawase/faq/sinpan_q.htm)に目を通して気が付いたのですが、判定制度では、従前通り、特許の無効理由を判断していないようです。 従前は確かにそれで良いと思うのですが、…

●『知的財産委員会を開催−産業力強化へ向けた「国際標準総合戦略」

本日は、1/1に経団連から発表された『知的財産委員会を開催−産業力強化へ向けた「国際標準総合戦略」について説明を聴取』(http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2007/0101/07.html)を取り上げます。 この記事によれば、まず、『冒頭、あい…

●『平成18(行ケ)10334 審決取消請求事件 商標権 ProMOS TECHNOL

右の写真は、元旦に初詣に行った「野原の文殊様」の写真です。日本三大文殊の一つに挙げられ、学問の神様と言われています。本ブログの読者の中には、弁理士受験生の方もいるかと思いましたので、日記にアップしました。 さて、本日は、『平成18(行ケ)10334 …