2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

●今週もやっと終わりました。

今週(今年度)もやっと終わりました。今年度も色々あり、年のせいか、あっという間に過ぎたような気がします。この特許業界に入って丸々18年が経過しました。明日から19年目。長かったようであっという間ですね。 ともかく、来週(来年度)からもバリバ…

● 「第2回「日米欧電子情報業界団体会議」の結果について

3/30付けで電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した「第2回「日米欧電子情報業界団体会議」の結果について(http://www.jeita.or.jp/japanese/detail.asp?pr_id=256)」の記事に、3月29日(水)に米国・ワシントンDCにおいて開催された「日米欧電子情報…

●ブラックボックス化戦略と特許化戦略について

3/28付けの知財Awarenessに「日本の電子機器メーカー,東アジア進出に向け 知財ガバナンスと情報セキュリティが重要に」(http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/etc/asia20060328.html)という記事が掲載されています。 その中に、「ブラックボックス化…

●「審判請求書等の様式作成見本・書き方集」について

特許庁のHPに、「審判請求書等の様式作成見本・書き方集」 (http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/tetuzuki/sinpan/sinpan2/sample_bill_sinpan.htm)が掲載されています。 拒絶査定不服審判や、無効審判、訂正請求、訂正審判等の審判請求書の見本が具…

●FCS−LCDについて

先日触れたヒューネット社は、日立超LSIにもFCS−LCD技術をライセンスしていたようです(http://www.hunet.com/jp/press/03110401.html)。 ヒューネット社のマスコミ情報のサイトを見ていると、 「特許内容は、ヒューネットが96年に米国で出願し…

●日本知的財産仲裁センターの第8回シンポジウムについて(4)

日本知的財産仲裁センターの第8回シンポジウムについてのまとめは、とりあえず、今日で最後にしたいと思います。 RAND(Reasonble and Non-Discriminatory)とは、「妥当かつ非差別的」の略で、パテントプールのライセンス料を決める際のキーワードになって…

●日本知的財産仲裁センターの第8回シンポジウムについて(3)

さらに続きですが、独禁法との関係でパテントプールに非必須特許を含めるか否かの問題というのは、独禁法の点からすると、パテントプールには、なるべく技術標準には必須特許以外はいれたくないから、とのことのようです。 パテントプールに非必須特許を含め…

●日本知的財産仲裁センターの第8回シンポジウムについて(2)

昨日の続きですが、国際的な技術標準の特許を取得していくことを我国の国家戦略の一つとしているのは、勿論、ライセンス収入が得られるという直接的な理由もありますが、技術がアナログからデジタルへ変換し、スタンドアロンからネットワークに変わってきた…

●日本知的財産仲裁センターの第8回シンポジウムについて(1)

今日は、午後から弁護士会館で日本知的財産仲裁センター(http://www.ip-adr.gr.jp/)の第8回シンポジウムの「技術標準と知的財産ー知財の実務家は如何に取り組むべきか」を聴講してきました。 まだ、上手くまとめていませんが、忘れないうちに、少しずつ、…

●ビジネス関連発明について

先週の特許庁のHPに「技術分野別の主な判決事例集の公表について」(http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shiryou/s_sonota/gizyutu_hanketu.htm)が掲載されており、その中の「ビジネス関連発明の主な判決事例集」に、ビジネス関連発明が進歩性無しで…

●WBC;王ジャパン優勝!おめでとうございます。

今日は、祭日でしたので、すっとWBCの日本 VS キューバ戦を見ていました。国の代表として、しかも相手は競合で、かつ、決勝戦というプレッシャーの中で、イチローを始め日本選手は、本当に立派に闘ったなと思いました。 今回の日本選手からは、「絶対あ…

●コンピュータウイルスについて

最近、テレビや新聞等により、ファイル交換ソフトによるWinnyによる情報流出が話題になっています。Winnyをインストールしていなくても「山田オルタナティブ」等のウイルスに感染すると、デスクトップで開いたファイルが勝手に公開等されるようです。 情報推…

●「迷ったら前へ進め」

昨日の「世界一受けたい授業」というテレビの番組の中で、野球の星野仙一さんの管理術等が紹介され、「迷ったら前へ進め」と言っていました。 迷ったときは、前へ行くか、行かないか悩んでいるが、心の中は、前へ行こうとしている。前に進まないで後悔するよ…

●「シャープの電卓がIEEEの「マイルストーン」・・・」の記事に

「シャープの電卓がIEEEの「マイルストーン」に認定・記念モデルを発売」 (http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=20060317ea000ea )の記事に中に、シャープは1964年に世界初の電卓を発売して以降、42年間も電卓を発売していると掲載され…

● 「ドラゴン桜」のモデルの竹岡広信さんについて

今週のNHKプロフェッショナルでは、「ドラゴン桜」のモデルになった竹岡広信さんについて特集されていました。その中から。 困難から、逃げるな。 きっかけをつかめば自ら伸びる(きっかけで人は伸びる。) 好きだから身につく。 ひとつのことを深く考え…

●「esp@cenet」について

日記のネタが思いつかないので、リンク集に張ってある「esp@cenet」(http://ep.espacenet.com/search97cgi/s97_cgi.exe?Action=FormGen&Template=ep/en/number.hts)について紹介します。 「esp@cenet」は、EPOのデータベースながらEP出願だけでなく、…

●がっちりマンデー!!「松井証券社長」について

日曜朝は、朝7;30からTBSの「がっちりマンデー!!」を良く見ます。今日は、日本初の本格的なインターネット取引を開始した松井証券の松井社長が出演されていました。社員一人当りの経常利益率が国内No.1で400億の利益を130人で稼ぎ、一人当り3…

●「意匠法等の一部を改正する法律案」について−特許法編(4)−

第53条の補正の却下の規定も改正されています。具体的には、第53条は、 第五十三条 (補正の却下) 第十七条の二第一項第一号又は第三号に掲げる場合において、(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶の理由の通知と併せて第五〇条の二の規定による通…

●「意匠法等の一部を改正する法律案」について−特許法編(3)−

昨日の続きですが、新たに設けられた特許法第50の2は、 第五十条の二(既に通知された拒絶理由と同一である旨の通知) 審査官は、前条の規定により特許出願について拒絶の理由を通知しようとする場合において、当該拒絶の理由が、他の特許出願(当該特許…

●「意匠法等の一部を改正する法律案」について−特許法編(2)−

また、特許法の新旧対照条文によれば、特許第17条の2(願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面の補正)は、 第十七条の二(願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面の補正) 4 前項に規定するもののほか、第一項各号に掲げる場合において特…

●「意匠法等の一部を改正する法律案」について−特許法編(1)−

今回の改正案の新旧対照条文(http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/kaisei/kaisei2/ishou_houreian.htm)を見ていると、色々と気付きます。 例えば、特許法第44条の(特許出願の分割)の改正案は、 第四十四条 特許出願人は、次に掲げる場合…

●「意匠法等の一部を改正する法律案」について

本日、特許庁のHPに「意匠法等の一部を改正する法律案」が閣議決定されたと掲載されていました(http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/kaisei/kaisei2/ishou_houreian.htm)。 法改正の内容を見ると、意匠法だけでなく、商標法、特許法、実用…

●「携帯・デジカメ操作画面も権利保護、意匠法改正へ」について

「携帯・デジカメ操作画面も権利保護、意匠法改正へ」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060304-00000501-yom-bus_all)という記事が掲載されていました。 この記事によれば、「携帯電話のカレンダーの画面や、デジタルカメラの時刻設定用の画面の模様…

●拒絶査定に対する審判請求について(2)

拒絶査定に対する審判請求をする際、通常、特許請求の範囲の補正が可能ですが、特許法17条の2の第4項第2号等のいわゆる限定的限縮等の制限に注意しなくてはいけません。 特許法17条の2の第4項各号の目的に該当しなければ、特許請求の範囲の補正がで…

●友人からの電話

今日は、土曜日なので自宅で本の整理とかしていたのですが、突然、特許事務所に勤めている弁理士の友人(前に日記に書いた独立をする友人とは別人です。)から電話がありました。仕事が忙しらしく出勤して仕事をしているとのことです。年度末ですし特許事務…

●今週もやっと終わりました。

先日、同僚からPCTの手続を聞かれて即答できず、「うーん、だいぶ法律をわすれてきたな。これはいかん!」と思いました(最終的には、法令集をあちこち開き、何とか回答はできました。)。 合格して4,5年経つのですが、法令集をひらく機会がかなりへっ…

●明細書のチェックについて

現在、企業の知財部にいるせいか、特許事務所からの明細書のチェックが重要な仕事の一つです。特許事務所の方にいうと怒られるかもしれませんが、品質の悪い明細書にあたると結構大変です。特許事務書と発明者との間の調整にけっこう手間取られたり、こちら…

●拒絶査定に対する審判請求について

先日も言いましたが、拒絶査定が来ていて、ひさしぶりに拒絶査定の審判請求をすることになりました。まずは、審判請求書を提出するだけですが、審判請求の費用が、安くなっていたので、びっくりしました。請求項が1つであれば、55000円で済みます。従…