2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

●友人の独立について

先日、一緒に弁理士試験を勉強してきて同じ年に合格をした友人と食事をしました。その友人は、今度、独立するとのことです。今まで一緒に勉強して合格した知り合いが何人か独立していくのを見ているので、多少、自分が取り残されていくように思います。 とも…

●薄型テレビについて(3)

そういえば、薄型テレビには、液晶テレビとプラズマテレビ以外にも、リアプロと、東芝・キャノン連合のSEDとがあります。 最近のリアプロは、プラズマ以上に明るく、省電力ですし、大型サイズならリアプロでも良いんじゃない?、と思えます。視野角がもう…

●薄型テレビについて(2)

昨日は、細かい値段も含め、かなり液晶テレビについてマニアックなレポートをしてしまいました。また6月のボーナス時期になったら、値段も含めたマニアックなレポートしたいと思います。 実は、現在、国内で液晶パネルを作成できるのは、シャープ(亀山工場…

●薄型テレビについて

やっと今週が終わりました。今週末は、薄型テレビについて。 「ソニー、液晶TV世界出荷台数初の首位・10−12月」(http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=2006022407767ea)の記事を昨日紹介しましたが、薄型テレビで出遅れていたソニーが思っ…

●発明者との打合せについて

今日は、新規出願案件と中間処理案件について、たっぷり発明者と打ち合わせをしました。普段、机に座りディスプレイの画面を見ている時間の方が長いので、発明者と面と向かって話をすることは、いつもと違う神経を使って集中するため結構疲れましたが、心地…

●「拒絶査定」について

以前対応した中間処理で29条第2項の進歩性なしという理由で「拒絶査定」が来ていました。その理由の欄を読むと、前回の手続補正書により一応、進歩性の拒絶理由が解消されたが、補正により追加した部分は、今回引用した新たな引例に開示されているので、…

●「特許請求の範囲」の作成について(2)

「特許請求の範囲」の作成で言い忘れたことがありました。当たり前のことですが、「特許請求の範囲」を作成したら、必ず「発明の目的」および「発明の効果」と照らし合わせて矛盾がないか確認することが重要ということです。つまり、発明の目的・効果を達成…

●「中間処理」について(2)

中間処理で請求の範囲を補正する場合、明細書の「課題を解決する手段」の欄も請求の範囲に合せて補正するか、さらには「発明の効果」まで請求の範囲に合せて補正するか、米国の手続のように請求の範囲のみの補正で済ます、など色々なやり方があると思います。…

●「中間処理」について

次に、出願後の中間処理(※拒絶理由に対する対応)ですが、特許法第29条第2項の進歩性違反の拒絶は、審査官が引用した引例にない本願発明の構成を探す、ということになると思います。 引例と本願発明が近い場合は、とにかく本願明細書を丁寧に一字一句読…

●「特許請求の範囲」の作成について

特許請求の範囲の作成は、やはり一番難しいです。17年も明細書を書いてきましたが、請求の範囲の作成には、未だに悩みます。 ポリシーとしては、当たり前かも知れませんが、「発明の本質(目的・効果)を、従来技術を最低限クリアできる程度の構成により表…

●明細書の「発明を実施するための最良の形態」の記載について

さて、一昨日からの続きですが、明細書の「発明を実施するための最良の形態」の記載は、請求項に記載した発明の具体例を、構成、動作、効果の順で、図面を参照して書いていくだけです。 新規な発明のポイント部分は、厚く、かつ、できる範囲で広く、発明のポ…

●明細書の「発明が解決しようとする課題」の欄の作成について

特許の明細書の「発明が解決しようとする課題」の欄は、当たり前ですが、従来技術より、はるかに一生懸命に力を入れて書いています。 解決課題は、発明の問題点ですし、発明の効果の裏返しになりますので、この課題の欄が論理的にかかれていると、発明のポイ…

●明細書の「従来技術(背景技術)」の欄の作成について(2)

昨日の続きですが、明細書の作成の際、従来技術(背景技術)は、発明の課題が分る程度に簡単に記載しています。 もっと言うと、従来技術(背景技術)は、なるべく書かない!、というのをポリシーにしています。理想は、一文で、2,3行です。 他人の書いた…

●特許の明細書の作成について

以前は、係争関係の仕事も多少していたのですが、ここのところほとんど出願と中間処理の出願系の仕事に戻ってしまいました。 明細書を作成することは、勿論、嫌いではないのですが(嫌いではやっていけません)、なるべく発明者と打合せや連絡をして、発明者…

●NHK「プロフェッショナル」の古澤明さんの番組を見て

本日(2/14)のNHK「プロフェッショナル」の古澤明さんの番組を見て、とても感動というか勇気付けられました。 古澤さんの「量子の瞬間移動(テレポーテーション)」の研究は、あまりに難しくてわかりませんでしたが、古澤さんの、 「科学はスポーツ…

●「インクカートリッジ訴訟、最高裁に上告」について

本日、「インクカートリッジ訴訟、アシストが最高裁に上告」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060213-00000412-yom-soci)という記事が出たようです。 先日、知財高裁の大合議部により、特許権侵害と出ましたが、被告のアシスト社がその知財高裁大合議…

●最近のクロスライセンスの契約について

ここにきて、「シャープ、台湾大手と液晶パネルの特許相互利用で合意」(http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060209AT1D0908O09022006.html)や、「東芝とLG電子、DVDレコーダーの特許相互利用」 (http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060209AT1D…

●「特許審査:経産省の絞込み要請に民間側が反発」の記事について

「特許審査:経産省の絞込み要請に民間側が反発」の記事(http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20060211k0000m020176000c.html)が今日、出ていましたが、そもそもこうなったのは(審査案件の積み残しの増大は)、国が審査請求期間を7年から3…

●やっと今週が終わりました。

今日は、珍しく簡単な国内案件1件を何とか仕上げる共に、US中間処理を処理しました。このようなペースで仕事ができたら最高です。 今日中に終わそうと集中したのが良かったようです。 しかし、EP、US、日本、どこも審査が遅れているようですね。 なる…

●EP出願の中間処理で思うこと

EP出願の応答をしていて思ったのですが、EPの審査官は全てのクレームにつき審査をせずに、拒絶を出す場合があるようです。 独立項だけ拒絶を指摘しておき、拒絶を指摘されていない従属クレームを残す補正をして良いのか?と思い拒絶理由を読んでいくと、…

●NHK「プロフェッショナル」の弁護士宇都宮謙児先生の番組を見て

今日、たまたま、夜9時15分からNHKの「プロフェッショナル」という番組で、弁護士宇都宮謙児先生の特集を見ました。多重債務者のためヤミ金と闘う姿や、国税局に出向いてヤミ金の預金差し押さえの取り下げを直談判しtたり、さらにはその法律改正を国会…

●「ブラックべりー」事件→米国はアンチパテントの方向?(3)

日本でEPG特許や2画面特許で大手メーカに対し損害賠償を請求していたのは、ADCテクノロジー株式会社という会社です。 そのHP(http://www.epoint.co.jp/adc.html)をみると、同社がもっている特許権や出願中の案件がわかります。 まだ出願中のものも…

●「ブラックベリー」事件⇒アンチパテント?(2)

ともかく米国特許の世界が、行き過ぎた特許の制限の方向に向いているのは、日本企業にとってはいいことです。 勿論、他社のモノマネを許すというのではありませんが、特許発明を実施していない特許管理会社等が差止め請求まで請求できるのは、行き過ぎですね…

●「ブラックべりー」事件→米国はアンチパテントの方向?

この事件に関しては、パテントサロンに詳しいですが、簡単に説明すると、カナダのRIM社の「ブラックベリー」端末の米国での販売に対し、米国の特許管理会社であるNTP社が差止めを請求し、カナダのRIM社が特許無効の再審査を請求している事件です。 …

●やっと一週間が終わりました。

年明けからずっと中間処理ばかりやっていました。特に、国内中間が大変でした。内容が高度というよりは、元の明細書が読みにくく、また引例との差も少なく、とにかく大変でした。読みにくい明細書は、損をしますね。 さて、今週は、日本ではキャノンの勝訴が…

●キャノン逆転勝訴について

うーん、知財高裁では、キャノンの主張が認めれましたね。結局、対象となる製品のうち、特許の本質部分を構成する部材の全部か一部について加工や交換が行われた場合、再生産に該当し、特許権の侵害になる、という理論のようです。 一消費者の立場からすると…