2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

●日本の特許法改正について(3)

特許庁からすると、現行法のように、最初の拒絶理由通知後に発明のポイントを変更する、いわゆるシフト補正を認めると、再度サーチが必要になり、今までのサーチが無駄になり迅速な権利化が無駄になると共に、シフト補正を行わない出願人との公平が図れない…

●日本の特許法改正について(2)

昨日の続きですが、なぜ企業側が分割時期の緩和を要求したのか、といいますと、まずは、他の主要国、米国、EP、中国等との分割時期との調和があったと思います。これらの国では、特許査定後も、分割出願ができます。つまり、特許査定時に改めてクレームや…

●日本の特許法の改正について(1)

米国特許法の改正も気になりますが、日本の特許法の改正も気になります。 日本の特許法改正法の施行日が何時に決まったのか忘れてしまい不明ですが(来年?)、重要な点は、確か分割出願が特許査定後も可能になるのに対し、いわゆるシフト補正が禁止されると…

●「IDS」について(2)

なぜ拒絶理由通知書自体のIDSの提出について悩ましいかというと、拒絶理由通知書自体の翻訳文を作成する必要があるからです。個人的には、拒絶理由通知書自体の翻訳文を提出した方が良いと思うのですが、企業にとってはその翻訳費用がかかるからです。1…

●「IDS」について

米国案件やっていて面倒というか忘れがちなのは(基本中の基本ですが)、IDS(先行技術文献)の提出です。最近は、日本の審査が早くなり、米国の拒絶が来る前に対応日本出願で拒絶がくる場合が増えてきて、日本の拒絶理由通知時に引用された引例を米国特…

●「パテントマーク」について

昨日、某大手特許事務所で行われていた米国特許訴訟のセミナーに行ってきました。普段、米国等の外国案件も扱っているので、米国の特許実務はおよそ知っているつもりですが、各種の講習会にでる度に色々と気が付くことがあります。 昨日改めて気が付いたのは…

●「ガシャポン」特許権の侵害について(2)

興味をもった理由は、さっとバンダイ社の特許のクレームに目を通したときに、思ったより進歩性のレベルが低くても特許になっているような気がしたからです。エポック社の特許無効の反論等も全く困難ではないような気がします(だから交渉が決裂して訴訟にな…

●「ガシャポン」特許権の侵害について

1/13に株式会社バンダイが、「ガシャポン」等の特許権を侵害として、エポック社に対し、差し止めと、総額7650万円の損害賠償を求めた事件に、興味があります。 バンダイの発表資料によると、保有する5件の特許に基づく権利行使のようで、1件だけ特…

●無理せず日記をつけよう

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 昨年の9月11日を最後に4か月も日記をつけず、反省しています。 今年は、無理せずマイペースで気軽に日記をつけようと思います。