●明細書の「従来技術(背景技術)」の欄の作成について(2)

 昨日の続きですが、明細書の作成の際、従来技術(背景技術)は、発明の課題が分る程度に簡単に記載しています。


 もっと言うと、従来技術(背景技術)は、なるべく書かない!、というのをポリシーにしています。理想は、一文で、2,3行です。


 他人の書いた明細書の中間処理をしていて、時折、「この従来技術は、少し長いな!。このパワーを実施例の方に使えば良いのに」、と思うことがあります。
 そういう場合、発明の課題がわかり、実施の形態もわかれば、ほとんど従来技術は読みません。


 結局、明細書において、いくら従来技術を一生懸命に書いても、所詮は従来技術ですし、他人の発明です。


 「従来技術にかけるパワーは、実施の形態の記載にまわしましょう!」が私のポリシーです。