●日本の特許法の改正について(1)

 米国特許法の改正も気になりますが、日本の特許法の改正も気になります。
 日本の特許法改正法の施行日が何時に決まったのか忘れてしまい不明ですが(来年?)、重要な点は、確か分割出願が特許査定後も可能になるのに対し、いわゆるシフト補正が禁止されるという内容のはずです(どこかのサイトに掲載されていたような気がします)。
 この法改正の内容は、確か、4,5年前くらいから知財協(JIPAhttp://www.jipa.or.jp/)の企業代表の特許委員と、特許庁の方との間で、結構やりとりされていたものと聞いております。
 分割出願の時期的緩和は、企業側からの要求であり、シフト補正の禁止は、特許庁側からの要請です。シフト補正の禁止については、企業側の反対側が多かったような気がしますが(私も反対していました)、結局、分割時期の緩和と引き換えに譲歩したものと思われます。
 なぜ企業側が分割時期の緩和を要求したのか、なぜ特許庁がシフト補正の禁止を要求したのかは、明日、書きたいと思います。