●特許庁の新サービスの「審査書類情報照会」を試してみました

  昨日、『特許電子図書館における審査書類情報照会サービス拡充のお知らせ』(http://www.jpo.go.jp/torikumi/hiroba/service_kakuzyu.htm)により紹介されていた新サービスの「審査書類情報照会」(http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/pfwj.ipdl?N0000=118)を、自分が担当した数件について試してみました。

 
 すると、特許庁の公表通り、平成15年7月以降の書類に限られるという制限はあるものの、 
 
(1) 特許庁から出願人等に発送された特許・実用新案に係る書類
(例:拒絶理由通知、特許査定、拒絶査定)

  だけでなく、

(2) 出願人等から特許庁に提出された特許・実用新案に係る書類
(例:願書、特許請求の範囲、明細書、図面、意見書)

(3) その他の書類
(例:面接記録、応対記録)


 が簡単に閲覧できました。


 また、中には、審査官の方の、特許にした理由や、特許にしなかった理由(前置報告)等の書面があった案件もあったと思います。



 その意味で、自分の担当した案件の処理をする際の参考にもなるし、ウオッチしている他社の案件の処理状況を確認等する際にも、とても便利になったではないかと思います。


 とにかく、自社だけでなく他社の案件について、特許庁および出願人側の審査経過書類が簡単にしかも無料で閲覧できるは、とても便利で、特許庁のサービスに、とても感謝します。


 なお、土曜・祝日AM3:00〜翌開庁日AM8:00は、本サービス利用できないとのことで、この点が少し残念です。


 
 追伸;<気になった記事>

●『特許、中国も共通化・日米欧韓の構想に参加へ』http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070512AT3S1102111052007.html
●『iPodの新しい特許は「背面で操作」?』
http://news.livedoor.com/article/detail/3154989/
●『エーザイの特許は米国で有効・NY州連邦地裁判決』http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070512AT1D110BP12052007.html