●日本弁理士会 中央知的財産研究所の『損害賠償論』研究報告

　そう言えば、確か、今週始め、弁理士会から毎月の会報と共に、日本弁理士会　中央知的財産研究所の『損害賠償論』　研究報告第２４号（平成２１年１月３１日）が送られてきました。

　日本弁理士会の中央知的財産研究所の研究報告は、毎回、特許侵害事件等を中心に報告されており、特許侵害事件の最近の傾向や論点を知る上で、とても参考になります。

　さて、この特許実務日記で、”１０２条”と入力して、日記を検索すると、

●平成20(ワ)8049　損害賠償請求事件　特許権「床用目地装置事件」（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20081208）、

●平成11(ワ)23945特許権　民事訴訟「スロットマシン事件」東京地裁（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070611）、

●平成12(ワ)8456 特許権 民事訴訟「重量物吊上げ用フック装置事件」（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070610）、

●平成11(ワ)19329 特許権 民事訴訟「溶接用エンドタブ事件」東京地裁（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070609）、

●大阪地裁の「ゴーグル事件」と知材高裁の「椅子式マッサージ機事件」（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070607）、

●平成13(ネ)257　特許権　民事訴訟　｢複層タイヤ事件｣（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070604）,

●平成17(ワ)12207　特許権侵害差止等請求事件 「ゴーグル事件」(３)（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070524 ）,

●平成17(ワ)12207　特許権侵害差止等請求事件 「ゴーグル事件」(２)（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070523）,

●平成17(ワ)6346　損害賠償請求事件「使い捨て紙おむつ事件」（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20070219）、

●平成17(ネ)10047特許権侵害差止控訴事件「椅子式マッサージ機事件」（http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20060926）

　等が抽出されました。

　最近は、損害論まで争われた侵害事件が少ないので、日本弁理士会　中央知的財産研究所の『損害賠償論』と、本日記で取上げた以上の判決文とにより、もう一度、損害賠償論の争点を復習しようと思います。