●特技懇 251号(最新号)が公表

 先週末か今週月曜日に、『特技懇 251号(最新号)』(http://www.tokugikon.jp/gikonshi/)が公表されたようです。


 今回は、『環境技術が創る未来』を特集しています。今や環境の時代ですので、どの記事も参考になりそうです。時間のあるとき熟度しようと思います。


 なお、特技懇の中で、毎回、私が最も楽しみにしている記事は、『シリーズ判決紹介』です。


 前回までは、梅田幸秀 主席審判長が担当されていました。今回は(今回から?)、阿部寛 主席審判長が担当され、『シリーズ判決紹介−平成20年度第1四半期の判決について−』(http://www.tokugikon.jp/gikonshi/251hanketsu.pdf)として紹介されています。


 今回は、まず、昨年出された知財高裁大合議事件である、『平成18(行ケ)10563 審決取消請求事件 特許権 行政訴訟「感光性熱硬化性樹脂組成物及びソルダーレジストパターン形成方法」平成20年05月30日 知的財産高等裁判所』(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080530152605.pdf)について取り上げ、知財高裁大合議における「除くクレーム」の解釈と、新規事項追加の判断基準について紹介されています。


 知財高裁における新規事項追加の判断基準は、日常の審査実務と関連するので、その動向については、審査官・審判官の方も、とても気にしているでは、と思います。