●特許庁主催の韓国特許法の研修を受講

 今日は、特許庁主催で発明協会実施の『中小・ベンチャー企業のための外国産業財産権制度説明会「韓国特許出願実務と知的財産侵害対策」』を受講してきました。


 午前は、韓国特許庁の日本駐在官の方が「韓国における特許出願とその留意点について」を説明され、午後からは、韓国弁護士・弁理士の方が「韓国における知的財産権保護の現状と知的財産権侵害への対応」について、日本語で流暢に説明され、韓国の産業財産権の理解や、出願実務、侵害訴訟の現状や改正等の情報が得られ、とても参考になりました。


 なお、韓国は、日本以上に法改正が頻繁にほぼ毎年行われており、先週、特許法・実用新案方改正案が国会を通過し、今月末施行と、今年の7月施行の2段階で、補正制限要件の緩和や、審査前置制度の廃止および再審査請求の導入、分割出願可能時期の拡大等の改正法が施行される、とのことです。


 また、知らなかったのですが、昨年(2008年)10月1日で、早い審査や、遅い審査、一般の審査を出願人が選べるオーダーメード審査が施行されているとのことです。


 自分が担当している案件が出願されている国の法律は、なるべく毎年講習等を受けて、最新の法律や法改正の動向等を把握して、しっかり把握していなくてはいけませんね!