●JETROの『ドール特許局長がUSPTO の現状を説明』の記事

  JETROの『ドール特許局長がUSPTO の現状を説明 〜特許規則改正案の実施は未定、増員のみでは滞貨対策に限界〜』(http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/ip/news/pdf/061208_1.pdf)の記事によれば、


 まず、
『ドール局長は本年1月にUSPTO が提案した継続出願及びクレーム制限に関する特許規則改正案については、その導入の是非を未だ決定していないと述べた模様。

特に、規則改正案に対して寄せられた600 件近くのコメントをUSPTO において精査する中、一部ネット上で流布された来年1月実施という説を、同局長は明確に否定し、施行日については未だ決まっていないと発言している。

また、同様に「継続出願の改正流れた」との噂も否定し、本案に対する異論は多いとはいえ、その解決に向け自信を示した模様。』

とのことです。


 また、

『また、米国における特許出願が、対前年度比7%増(04年度)、8%増(05年度)、9.2%増(06年度)と依然として増加傾向が続いているとして、USPTO が審査着手件数を増やしても、出願件数はそれを上回り、結果として明年だけでも11 万件の滞貨を更に積み増すことになると説明。こうした状況下、たとえ審査官を年間1200 名採用したとしても、2010 年までには120〜130 万件の未着手案件を負うことになると述べている。このように、同局長は、審査官大量増員策のみではこうした状況が打開できないことを強調し、規則改正等への理解を求めたものと見られる。』


とのことです。



追伸:<気になった他の記事>
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