●『マイクロソフトとエプソン、特許権のクロスライセンス契約締結』

先日、<気になるニュース>として取り上げた『マイクロソフトエプソン特許権のクロスライセンス契約締結(マイクロソフト)』(http://www.ipnext.jp/news/index.php?id=424)の記事の中に、

 『セイコーエプソンは、特許権の出願、保護に積極的に取り組んでおり、05年に同社が日本で公開した特許件数は第3位。』とありました。


 また、『特許相互利用で契約 エプソンマイクロソフト
http://www.shinmai.co.jp/news/20061115/KT061114BSI090006000022.htm)の記事には、

エプソンは主力製品のインクジェットプリンターやプロジェクターで培った印刷技術、画像処理技術などで数多くの特許を持ち、2005年の国内特許公開件数は8149件と第3位。』とあります。


 そこで、早速、以前取り上げた特許庁発表の資料の『特許出願件数上位200社の出願・審査請求関連情報』(http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2006/toukei/02-08.pdf
を見てみると、確かに、エプソン社は、2004年の特許出願件数が8542件で、松下、キャノンに続き3位でした。ちなみに4位は東芝、5位はソニー、・・・、9位はシャープ、10位は日立と続いていました。


 またこの資料によれば、エプソンの特許査定率や登録率も50%前後で、グローバル出願率も27%前後であり、出願件数が2位のキャノンとほぼ同じ数値であります。


 エプソンの方には失礼かもしれませんが、出願件数の点からだけからみれば、総合電機の東芝や日立、さらにはソニーより上ななので少々ビックリしています。


 時間に余裕ができたら少しエプソンの特許について調べてみようと思います。


追伸:<気になったニュース>
●『【速報】話題の電力線通信アダプターの実力を検証!』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061116/254009/?ST=network&P=1
●『広告付きファイル暗号化ソフトを無償配布--凸版印刷NICTが共同開発』
http://japan.zdnet.com/news/software/story/0,2000056195,20319867,00.htm
●『中小企業対象の知的財産権・特許技術のライセンシング運用LLPが発足(パテント・ファイナンスコンサルティング)』
http://www.ipnext.jp/news/index.php?id=443