●『出願等統計(2006年版)について』

 特許庁より、8/15に『出願等統計(2006年版)について』(http://www.jpo.go.jp/shiryou/toukei/nenpou2006_index.htm)の資料が公開されています。


 この資料の『第1章 総括統計 (1) 特許(出願、審査請求、ファーストアクション、特許査定及び登録の件数) 』によれば、 1996年の出願件数376,615件、審査件数186,415件、特許査定件数195,846件、登録件数は215,100件です。


 そして、昨年2005年は、出願件数427,078件、審査件数396,933件、特許査定件数111,179件、登録件数122,944件となっています。


 一目瞭然ですが、1996年から2005年の9年で出願件数が増大し、審査請求件数に至っては2倍以上に増えています。


 これに対し、特許査定件数、登録件数は、共にかなりに減少しています。


(ちなみに、なぜか、この統計表によると、1996年だけ特許査定件数、登録件数が共に大きく、それ以降、現在まで特許査定件数が11万〜13万件、登録件数が12万〜15万件くらいです。)


 この統計表を見る限り、未審査の在庫案件はまだまだかなりあり、我々、企業側も、審査の順番や、活用見込みのない出願の放棄や取下げを含め、審査に協力しなければいけないと思いました。


 なお、本当は、この統計表も、表だけでなく、折れ線グラフ等があるともっと解りやすいのですが。