●『ソニーなど3社、地上デジタル放送特許管理で共同出資会社』

 2,3日前、気になるニュースとして日経ネットの「ソニーなど3社、地上デジタル放送特許管理で共同出資会社」(http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060808AT1D0806O08082006.html)を取り上げましたが、少しコメントします。


 この記事によれば、
ソニー松下電器産業三菱電機は8日、地上デジタル放送関連の特許を共同管理する新会社を設立したことを明らかにした。データ送受信に不可欠の関連特許は複数企業にまたがっており特許使用料もかさみかねない。新会社は一括管理により、従来に比べ5分の1以下の料金で特許を関連機器メーカーなどにライセンスし、デジタル放送と関連機器の普及促進を狙う。新会社は「アルダージ」(東京・千代田)。・・・今後シャープ、日本ビクター、日立製作所なども出資する見通し。』(以上、上記ニュースより抜粋。)
とのこです。


 ちょうど、今回の「アルダージ」も、MPEG規格特許の一括ライセンスを行うMPEG−LA等の同様のやり方で、規格必須特許ホルダー会社が会社を設立し、一括してRAND(reasonable and non-discriminatory)の妥当かつ差別のないライセンスする形でいくようです。