●『平成17年度制度・国際特別委員会活動報告 〜米国特許制度改革の

 先願主義への移行等の米国改正法がいつ決まるのか、ずっと気になっていました。たまに入ってくる情報は、米国の大手企業は米国改正法に賛成、ベンチャー企業や個人発明家は反対という程度のおおまかな情報でした。


 先日、特技懇で発表された『平成17年度制度・国際特別委員会活動報告 〜米国特許制度改革の動きに関する調査・研究〜』(http://www.tokugikon.jp/gikonshi/241benkyo.pdf)によりますと、個々の発言の内容はかなりまとめられているようですが、大手企業やベンチャー企業等の賛成意見や反対意見の理由や、また米国における知財の現状や問題点等が多少わかり、参考になります。


 また、意見を表明されている方の会社名や役職、実名等も公表されており、さすがアメリカという感じもします。

 
 これら意見を読む限り、どの改正項目についても反対意見が半分くらいあり、今回の改正法はまとまらないような気もしますが、上手く妥協点を見つけてまとめてくることを期待しています。


追伸;<今日、気になったニュース>
●『米議会公聴会パテントトロール問題を議論--焦点は特許システムの濫用』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000008-cnet-sci
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20144768,00.htm
●『MS、Officeめぐる特許訴訟でまた黒星』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000039-zdn_n-sci
●『MS Officeの特許侵害、米控訴裁も認める判決』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000004-cnet-sci