●月刊パテント2005年7月号の「クレーム解釈」特集

 昨日の<気になるニュース>で書きましたが、パテントの記事が約1月少し遅れますが、弁理士会のサイトから閲覧できます。


 過去のパテントの記事を検索していくと、各号のほとんどの記事や論文が公開され、閲覧できますので、とても便利です。


 2005年7月号(http://www.jpaa.or.jp/publication/patent/patent-lib/200507/index.html)では、「クレーム解釈」が特集されており、改めて興味のある論文を読んでみました。


 その中で、廣瀬弁理士の「1. 優先権の基礎出願に開示された発明と優先権主張出願に係る発明の同一性について−判例紹介:東京高裁平成15年10月8日判決−」(http://www.jpaa.or.jp/publication/patent/patent-lib/200507/jpaapatent200507_003-020.pdf)や、廣田弁理士の「2.広い特許クレームの解釈について−特に化学・バイオ関連発明の場合−」(http://www.jpaa.or.jp/publication/patent/patent-lib/200507/jpaapatent200507_021-033.pdf)の論文が参考になります。


 前者の廣瀬弁理士の論文は、「人口乳首事件」についてのものです。後者の廣田弁理士の論文は、化学・バイオ関連発明における広い特許請求の範囲の解釈についてのもので、「偏光フィルム事件」に関するものではありませんが、この事件におけるクレーム解釈と関連していると思います。


 追伸;<今日、参考になったニュース>
●『■進まない米特許法改革■〜先願主義には当面ならず』
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0502/high42.htm