●出願計画と緊急出願

どこのメーカでも同じだと思いますが、新年度が始まると、たいてい部門の年度計画の発表などがあります。その中で特許の出願計画もおよそ発表されます。


 勿論、出願計画はあくまで計画であって、その計画通り出願されませんが、参考になります。なお、各部門の出願件数は、たいてい発明者一人当り1.0件、1.5件、・・・などの発明者の出願目標に基づく場合が多いかと思います。


 これらの計画に基づく出願は、ある程度、見えているから良いのですが、我々企業特許担当者や特許事務所の担当者にとりやっかいなものの一つに、製品発表や学会発表前の緊急出願があります。


 緊急出願は、たいてい出願までの期間が短く、件数が多いと対応が大変です。でも裏を返せば、緊急出願ほど、明細書作成者の腕がわかる、と言えるかも知れません。


 追伸;<今日、気になったニュース>
●『9型のフィールド・シーケンシャル液晶,東芝松下が開発』
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060417/116190/
 ・・・フィールド・シーケンシャル(FS)液晶は、前に日記に書きましたが、ヒューネット社がSamsun社や日立超LSI社に技術提供した技術でもあります。
●『TiVo対EchoStarのDVR訴訟でTiVo勝訴の評決』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/15/news004.html
・・・TiVo社のタイムワーピング特許が問題になったようですが、タイムワーピングって、タイムシフト再生または追っかけ再生のことでしょうか?