●特許請求の範囲と、明細書との関係(2)

 今日も判例検索システムを最新の知財判決を検索してみましたら、5/17付けで、知財高裁の行政訴訟が2件検索されました。2件とも棄却審決でした。


 さて、一昨日、この日記で「オール事件」について記述したと書きましたが、過去の日記を検索したら、その内容については何も書いていないことに気が付きました。


 特許発明の技術的範囲を、明細書中の記載を参酌して確定した判決として、最高裁の「オール事件(昭和50.5.27)裁判民115号1頁)」と、「単独型ガス燃焼窯による燻し瓦の製造方法事件(平成10.4.28 最高裁 平 6(オ)2378」とは、特許係争を行う特許実務者だけでなく、明細書を書く特許実務者にとっても、とても参考になる基本的ないしは重要な判例の一つだと思いますので、自分自身の復習も兼ねて、この日記で紹介したいと思います。


追伸1;
 もう少しで弁理士一次試験です。受験生の皆様、気合で頑張ってください!!
 なお、試験中は、時間のかかりそうな難問は後回しにし、時間が足りなくなるような事態は避けるよう時間配分に注意してください。


追伸2;<今日、参考になったニュース>
●『コンテンツ専門調査会(第8回)議事次第(H18.5.18)』
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents/dai8/8gijisidai.html