●2005年の国内企業の特許権収入の黒字が拡大
本日付けの日経に『国内企業の特許権収入、黒字が拡大――昨年4割増』(http://bizplus.nikkei.co.jp/news/index.cfm?i=2006040508822b1)という記事が掲載されていました。
この記事によれば、特許料収支の黒字幅が急速に拡大しており、2005年は約3000億円の黒字で、前年に比べ4割を超す増加とのことです。
要因は、現在の国内景気を引っ張っている国内自動車メーカーの海外生産拡大に伴う生産技術の使用料収入が急増とのことですが、MPEGやDVD等の特許プールのライセンス料の増大もあるのではないかと思います。
ともかく、今まで日本では、特許は防衛的な使い方しかなく、「知財部はコストセンター」等と陰口を言われた時期もありますが、徐々に「知財部はベネフィットセンター」に変わりつつあるような気もします。
追伸; 他の気になるニュース
●『電力線通信の業界団体「CEPCA」が異なる技術の共存仕様を公開』(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060406/234684/)
●『【CTIA】全米最大の携帯電話イベントが開幕,Motorola社の薄型ケータイが大人気』(http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060406/115801/)
●『中国の独自無線LAN規格「WAPI」について』(http://www.ciaj.or.jp/content/topics/060328.html)
・・・中国は、携帯にしろ、デジタル放送にしろ、独自規格でいくつもりのようですね。
●『「総務省 情報通信審議会 UWB無線システム委員会報告(案)」への意見書を提出』(http://www.ciaj.or.jp/content/pressrelease06/060324.html)
●『ブルーレイディスク標準関連の特許募集=米MPEG〔BW〕』
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000068-jij-biz)
(http://www.mpegla.com/news/n_06-04-05_bluray.pdf)