●新年度スタートに当り思うこと

 先日、このブログの読者の方からメールを頂きました。内容は言えませんが、メールの文面からは非常にやる気を感じ、私の方が、かえってその方から良い刺激を受けたように思います。


 さて、話は変わりますが、何の分野でも、プロ意識をもって仕事をしない人は、いずれ淘汰されるものと思います。特に、この特許業界では、弁理士弁理士資格を持たないにかかわらず、プロ意識をもって品質の高い仕事をしなければ、顧客から評価されないものと思います。企業担当者からすると、明細書等のチェックや、電話や書面等でのやりとりを通じて、「この特許事務所の担当者はプロ意識があって良いな」とか、「この特許事務所の担当者はプロ意識がなくダメだな」、と結構感じるものです。


 特に、重要な案件であれば、自らが有する特許知識、技術知識をフルに活用し、特許事務所の方は、企業知財部員に負けない案を、また企業知財部員は特許事務所の方に負けない案を作成して、お互いに競争していけたら、良いな、と思いました。


 以上を新年度スタートに当り思い、またマンネリに陥らないよう自分への戒めとしたいと思います。


 追伸1;
 ●本日付けで『「国際標準」で勝つ』(http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060403/115693/)という記事が掲載されています。
 また、その中で、2004年1月20日付けで(社)日本経済団体連合会の「
戦略的な国際標準化の推進に関する提言」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/007.html)が引用されています。
 後者の記事によれば、国際標準化活動の重要性や、企業の果たすべき役割、国際標準化にあたっての知的財産権の活用等に色々提案されており、また「部会アンケートで指摘された重要分野例」として国際標準化が関係する重要な分野が掲載されていますので、標準化特許を担当する特許実務者にとり、とても参考になります。


追伸2;
 インクカートリッジ事件に関し、本日付けで以下のコラムが掲載されていました。
 ●『「リサイクル」と「特許権侵害」の境界を明確にした知財高裁判決』
http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/etc/iwakura20060403.html
 ●『キヤノンもリサイクル・アシストも正々堂々と勝負しませんか』
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060403/115675/